みなさんは、自分のルーツについて考えることがあるだろうか。私は、結構考える。このメディアのサイト名『Ökumene/abs』の「Ökumene」は、人間が居住し活動できる空間を意味する地理学上のワードだが、キリス
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京都の日常③「音、香り⋯⋯寺の息吹をすぐそこに感ずるということ」
京都の日常シリーズ第3弾となる今回は、京都の日常に当たり前に存在する五感の大切さについてお届けしたい。冒頭の♪〜は、寺院に鳴り響く鐘の音だが、寺一つとっても個性があり、それぞれが異なる音色を響かせてい
Read More京都の日常②「神社仏閣の参拝がてらハイキング」
日本の古都として、多くの人々を惹きつける京の都には、三方を山に囲まれた盆地であることから、夏は暑く冬寒い! という欠点が存在する。だが、大抵の物事というのは表裏一体。だからこそ、この欠点の反対側にある
Read More「一隅を照らす」比叡山延暦寺で考える伝教大師・最澄の教え
伝教大師・最澄から今も受け継がれる精神「一隅を照らす」。コロナ禍での行動制限を長きにわたり強いられた2021年も終盤に入り、ワクチンの成果もあって少しだけ明るい兆しが見えてきた昨今の日本だが、本当に大変な
Read More追悼「瀬戸内寂聴さん」作家、僧侶、そして女性として類稀なる人生を生きた人
2021年11月9日、作家であり僧侶の瀬戸内寂聴さんがこの世を去った。一昨昨日メディアで発表されてから、私はずっと彼女について考えている。少し前に読んだ記事の中に、画家の横尾忠則さんとの往復書簡のやり取りが
Read Moreシルクロード交易の東の終着点、奈良の都にタイムトリップ!
もしもこの世にタイムマシンがあるならば、私には遡ってみたい過去がある。それは、東洋と西洋をつなぐ交易路にロマン掻き立てられる時代。それは、中国が唐の時代だったころのシルクロード! そしてそれは、その東
Read More崇高なる高野山「奥之院」、弘法大師・空海が生き続ける聖域へ
世界遺産にも登録されている真言密教の総本山「高野山金剛峯寺」は、聖地という名に相応しい崇高なる場所である。特に「奥之院」に関しては、世界中どこを探しても存在しない圧倒的な領域だと個人的に思う。これは、
Read More大寳寺と明星院、遣唐使船最後の寄港地に残る空海の足跡
その昔、仏教を勉強するため遣唐使に随行する形で唐へと渡った空海。ここ五島列島は、702年から838年の航路に使用されていた南路ルートの最後の寄港地だった。下五島に位置する福江島が主ではあるが、久賀島の田ノ浦
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