投稿者: Ökumene

『人間と青』245. 一旦、ここから離れよう

本も無事、楽しく読み終えたことだし、そろそろ一旦、ここから抜け出さないと、ユングの世界に潜り込んでしまいそうである。作者の分析は帰する所、わたし自身の分析へと移行したのだが、そもそもが安定した精神のなか

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『人間と青』244. 自己分析への執着

もしかすると作者が意図するものは、劣等感とはまた別の感情なのかもしれない。劣等感を向上心に変えるというよりは、それを自我として認識し、そこから新たなる自己へと変化させているような気がするからだ。これは最初

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『人間と青』243. 平凡も終盤へ

平凡と向き合う時間も、そろそろ終盤に差し掛かろうとしている。わたしはあえて名前を出さずに、この作者から自動的に発生した学びについて思考してきたが、これを読んだほとんどの人がもう誰のことだか察しがついている

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『人間と青』242. まだ平凡の中

よく考えてみると、平凡に感染したのはなにもこの作者のせいだけではない。まず第一に精神が安定している。そうなるとモノゴトの見方がふつうになるので、個人的には束の間の休息というか、なにも考えずにホッとできる

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『人間と青』241. 平凡感染の続き

ということで、昨日感染した平凡の続きに向き合っている。こんなにも“普通”に侵されるということは、逆に何かあるからだ。そうは言っても脳が拒否するので、飛ばし飛ばしにはなるのだが、100ページを過ぎた辺りから、普通

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『人間と青』240. 平凡に感染した

今日は書きたいと思うことがひとつもない。ふつうに楽しく過ごせた一日だったし、それなりに充実感もあったけれど、もしかすると中身が平凡すぎたのかもしれない。読んだ本から得られたこともなにもない。これまでに一度

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『人間と青』239. ちょっと早めのサンタクロース

しょっちゅうウチにやってきては、植物の種やら果物やら、こんにゃくやら、これ綺麗だからこれ美味しいからと、四国の特産品をいろいろ持ってきてくれるおじさんがいる。親戚でも何でもないそのおじさんが、わたしにもう一度会いたがっていることは話に聞い

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『人間と青』238. 日本人による物語

ここひと月ほどは、日本の作家やエッセイストの現代作品を中心に読んでいるが、これはわたしにとって極めてめずらしいこと。これまでに読んできた作品はほとんどが海外文学で、いくら翻訳者が日本人とはいえ、やはり視点

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