ピサにあるカンポサント。ここに『死の勝利』と題するフレスコ画がある。ヨーロッパでペストが大流行したのち、多くの画家がこの『死の勝利』に起因した作品を描いてきたが、ブッファルマッコによるこのフレスコ画は、

一難去ってまた一難。やはりこの家は一筋縄ではいかない。蚊と蟻、その他の虫に対処しながら、ようやくこの部屋にも慣れてきたというのに、昨夜、寝室の天井に現れたもの。それはなんと、サソリである。一昨日から夜眠っ

今、暮らす家のキッチンは珍しくガスコンロで、しかも四口もあり、さらにはオーブンまでついている。欧州での生活は外食が高いので、自炊がメインになるのだが、フィレンツェではこんなにも充実したキッチンがあるにも関

おかげさまで平和な日々を過ごしている。ベープのおかげである。正確には
イタリアを代表するスーパー“CONAD”の電気蚊取によるおかげである。今では液体が主流となっているこの手の装置だが、ずっとつけておくことに抵抗のある

タイトルの通りである。桃とかメロンとかアプリコットとか、果物が美味しいのである。それはつまり幸せを意味する。今はちょうど夏の果物が充実していて、どれも日本で買うと高いのだけど、欧州は果物と野菜が本当に安い

フィレンツェのホスピタリティが素晴らしい。それもナチュラルに素晴らしい。美術館もショップもレストランも、スーパーも惣菜屋もそれこそ街中でも、本当にどこでも、まだ一度も嫌な思いをしていない。ローマは遺産に

わたしが暮らす家は坂の上にあって、皆がハアハア言いながら上ってきて、そのうちの何名かが、玄関先にある段差に座って休憩していくのだけど、家で仕事をしながら一日過ごしていると、ここまでやってきた人々が皆、共