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『人間と青』221. 松の剪定

休日の朝は決まって二度寝を楽しむ姉だが、今日はいつもと違って朝から意欲に満ちている。洗濯物をせっせと干し終えると、“ちょっと行ってくるね”とへんてこな日除け帽子をかぶって出かけた先は我が家の庭。松の剪定で

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『人間と青』220. ヘアカット

美容室が苦手なわたしは基本、自分で髪を切る。今はもう何度目かの正直で、何度も我慢しながら伸ばしているが、いつ衝動にかられて切るかわからない。モヤモヤが募ってくると、それを断ち切るかのように切ってしまうか

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『人間と青』219. なぜ疑わない?

どうして日本人の多くは、自分が鬱とか発達障害だとかを疑った時に、なぜもっと社会を疑わないのだろう。自分を責めるんじゃなくて、なぜもっと生きづらい社会の方に目を向けないのだろう。その生きづらい社会にあわすた

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『人間と青』218. 壊れやすいもの

急激に上がった湿度のせいなのか、下半身に力が入らない。油断すると足が崩れ落ちそうで、歩くことに意識を集中させる。フラフラになりながら犬の散歩を終えて、いつ壊れてもおかしくない心を冷やさぬよう、ストールで身

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『人間と青』217. 民衆の歌

ウクライナ軍と住民が、ロシア軍の占領下にあったヘルソンの奪還を祝うニュースを見て、今、わたしの中に、映画『レ・ミゼラブル』のワンシーンが流れている。喜怒哀楽の感情が、“喜と楽”から“怒と哀”に移行している今、こ

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『人間と青』216. 乱されるなよ

乱されるなよ。今日はこの先、不安定へと落ちていく自分が見えた。だから自分にこの言葉を投げつづけた。乱されるなよ、絶対に乱されるな。その夜、円がさらに上昇するニュースが入ってきて、わたしに少しばかりの希望

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『人間と青』214. ずっと勉強中

インプットする毎日を送っている。文字を見るのに疲れてきたので、今日はYouTubeで違う角度から入ってみた。記憶することが極端に苦手なわたしは、この時間、感覚として叩き込む時間がとっても重要。今回は小説と哲学

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