ここ数日のフィレンツェは、暑いを通り越して、もはや暑いとは言えない。とにかく影へ、すぐに影へ。今は影のない道路を道路とは呼べない。今日は昼間に出る予定があり、まさに最高気温の中を歩いたのだけど、これはもう

フィレンツェに流れる時間が、すごく心地いい。初日から感じていたけれど、一週間経った今でも何も変わらない。アルノ川を挟んだ向こう側にいるからなのか、歴史地区でもそうなのか。それはまだわからない。これまで

やはり蚊との共存は難しい。今日はほとんど眠れていない。昨日から今朝にかけての経過報告だが、左足の足首から下だけで七箇所。右足も四箇所、両腕に三箇所、左指に一箇所。首の後ろと右目の横にも一箇所ずつ。合計、十

神経質な日々の助けになっている、日々の散歩。まだ中心部には行ってないけれど、川を挟んだ向こう側で暮らすわたしは、毎日坂を下り、小一時間ほど街の散策を楽しんでいる。今暮らしているフィレンツェは、とても美し

昨日は満月だったらしい。久しぶりに月の影響を大きく受けて、それが気持ちを吐き出す機会となった。今の家に引っ越してから、毎日、蚊と蟻と戦う神経質な日々を送っていて、それこそ満月の夜には、そこに見たことのない

2022年7月14日、新疆ウイグル自治区トップの元書記・陳全国を政治局員から退任させる。このニュースはわたしを釘付けにさせた。本当なの？でもどうせ退任しても誰かが同じように引き継ぐのでは？ただ陳全国のような恐ろ

新しい土地に引っ越したというのに、一日中引きこもっている。仕事も放棄している。何も手につかないのだ。うつとも違う。何かこう低体温の物体みたいな、冬眠のために池底で動かなくなる錦鯉のような、そんな状態なので

2022年7月12日、哀悼の意に包まれた日本。イタリアにいながら、わたしも同じ気持ちだった。今日はそれなりの移動があったけれど、心ここにあらずといった感じで、ただ時間だけが過ぎていくような一日だった。日本にいた