人間は食べないと死ぬ
これは飢え死についての話ではなく
食べ物があるのに
自らをそこに追いやってしまう精神性について
これは大袈裟なことではなく
空腹で今すぐ何かを口にしたいけれど
疲れて家に帰ることしか考えられない
そんな経験をしたことがあるだろうか
そこに暑さや頭痛が加わって
でも家に帰ることしか考えられなくて
そこまでは坂道や階段をクリアしなくてはならない
今は昼間で、店が営業しているのだから
どこかで少し休憩すればよいのに
でも精神が、頑なにそうはさせてくれない
そんな状態を経験したことがあるだろうか
きっとほとんどの人が意味不明なことだと感じることだろう
なぜならどこかに立ち寄り
食べ物を口にすればよいだけだからだ
しかし、そんな時に限って
脳がバグるようにその行動を拒否してしまうのである
息を切らしながら、なんとか家に辿り着き
そこでようやく何かを口にする
頭痛薬を服用する
そして、脳が正常化したら
あれは危険だったと心から反省するのである
これはひとつの例えではあるが
精神が先に乱れた場合
人は同じような行動をとってしまう
その時は空腹を感じないことが多いのだけど
ハッと我に返った途端に
お腹が空いてくるのである
つまりは、
どんな状態でも意識して食べるという行為がいかに大切か
ということである
食べよう
ポテトチップスでも何でもいいから
まずは食べよう