幼い頃からずっと、なにかにつけて違和感を抱きながら生きてきた
その最たるものが、わたしが育ってきた環境であろう
家庭も学校も、それも幼稚園の頃からずっとである
大人になれば、ふつうに生きられるようになるのかな⋯⋯
そんな切なる期待は、とくに我が家庭においてはことごとく裏切られ、
籍を抜くことを真剣に考えた時期もあった
しかし、ここで暮らすことを余儀なくされて、
少しだけ希望が見えて、
その希望を自ら壊さぬよう、できるだけ意見を合わせながらやってきた
それでも、普通の会話をすることはここではできない
いろいろな意味で会話が成立しない、または許されないのである
それにここ最近は、まさかの人物から腫れもの扱いされるようになってきた
その人物はずっと我慢の人生で、
自分に最もストレスを与える人物とわたしが似ていることで(実際は似て非なるもの)、自分のコンプレックスからくる感情の矛先をわたしに向けてくるようになったのだ
我慢ばかりして自分を変えようとしなかったから、ついに正確な判断ができなくなったのだと思う
小さな頃からずっと異質な存在として扱われてきたわたしは、これ以上はもう勘弁⋯⋯
なぜならわたしは、もしも別の家庭で生まれていたならきっと、異質でもなんでもないからだ
だからまた、なにかを犠牲にしながら生きていく方向に舵を切らなければならない
そのほうが結局はマシなのである