あらためて、カタルシスについて考えている

カタルシスとは、抑圧された感情を解放することで得られる心の浄化のことだが、
わたしはそれを人一倍、必要とする人間である

しかし、誰かに感情を吐き出してスッキリするということがあまりない
きっと感情が強くて、一致する感覚が得られないのだろう

逆に人の話を聞くのは得意なのだが、
自分のことはなぜか結果、言わなきゃよかったと後悔することになる

だからわたしがカタルシスを得るには、
なにかを見たり聴いたりして気分を高揚させ、生の人間を通して作られた作品と対話する

もしくは美しい環境に身を置き、自分と対話する

そしてもう一つ、自分の気持ちを書くことである

しかし、それらの効能も日々繰り返していると衰えていく
そこで待っていました! といわんばかりに出番となるのが引っ越しである

わたしの場合は、欧州と日本の行き来がそれにあたる

最初はそれを旅で調整していたのだが、もはやその旅は日常になってしまった

我が人生になくてはならないカタルシス

お世話になりっぱなしである