何を見ても何を聞いても、何も感じない日がある
一歩距離を置いて、淡々と物事を見ているような日
犬を見て可愛いだとか
ちょっと特別な梨を食べて美味しいだとか
ブランケットに包まっても寒いだとか
そういう日々の感情は一応あるけれど、
その感情もいつものそれとは違う日
わたしの中にはときどき、自分以外の人間がもう一人いるように思えてならない
二面性というのは誰にでもあると思うが、
何というべきか、性格というよりは人格なのだろうか
自分を自分で客観視することがよくある
誰かと比べて落ち込む
幸せを感じられない
そういう劣等感のようなものは、ほとんど持ち合わせていないけれど、
自分で自分を比べて歯がゆいことはよくある
今、挑戦していることがある程度、形になることで、
その気持ちも少しは落ち着くと思うけれど、それは一体いつなのか?
精神の波がある以上、仕方がないのかもしれない
良くも悪くもそれによって、
人一倍、豊かな感情があることは確かなようだし
もどかしいけれど、どうしようもない
むしろ、今日のような感情のない日が一番、怖いのである