フィレンツェに流れる時間が
すごく心地いい

初日から感じていたけれど
一週間経った今でも何も変わらない

アルノ川を挟んだ向こう側にいるからなのか
歴史地区でもそうなのか
それはまだわからない

これまでにいろいろな場所を訪れてきて
あー、この場所好きだなと感じることはあっても
ここまで心地いい時間を意識した場所
それも、街というのは初めてかもしれない

この街に流れる時間に自然と身体を持っていかれる
きっとこれはリズムなんだと思う

バックに流れるゆっくりとしたベースがあって
そこにピアノやギター
いや、人間が楽器として入ってくるような

アルノ川の存在はもちろん大きいのだけど
川があればこうなるわけでもないので
すべてが相まって
このベースとなる流れを作り出しているのだと思う

わたしに適したリズムを
きっと奥底に眠っていたであろうこのリズムを
今、はじめて引き出してもらっている気がする