悲しい雨が降るとき
そこには悲しい感情が混ざっている
悲しい雨が降るのではなく
悲しい感情が雨となる

感情の波に揺さぶられて
今、自分がどこにいるのか
心がついていかない

四、五日前の暗闇の世界と
二、三日前の高揚の世界
何も感じない無の世界が
すべて入り交じっている

笑ったかと思えば
気が滅入り
また笑ったかと思えば
知らずと無になる

無は怖い
心が今どこにあるのか
探しても見えなくなる

この感情が
いつも恐ろしい