美しいものに出会えたとき、生きててよかったと思う
美しすぎるものに出会えたときは、
そこが生と死の境のように感じて、自分が今どこにいるのかわからなくなる
あまりに美しくて吸い込まれそうになるその現象を、
まだ知らない、内なる何かが抑制する
すると不思議なことに、生きていてよかったと安堵する
“世の中に実に美しいものが沢山あることを思うと、自分は死ねなかった。だから君も、死ぬには美しすぎるものが人生には多々ある、ということを発見するようにしなさい。”
これはヘッセが残した名言のひとつだが、
この言葉に出会えたとき、
わたしの死生観がそこにあることを確認した
そして、すごく安心した
ときには何かを手放すことも大切で、その孤独の中でしか得られない美しさもある
これまでの選択肢は間違っていない。
そう答えてくれた気がした
このヘッセの言葉は、今でもよく脳裏を過ぎる
美しいものに出会えたときも、美しすぎるものに出会えたときも、
そして、その美しさを見出す必要があるときも