我が家の犬が6歳になった
人間の年齢に換算すると40歳である

最近、欲を満たすためのアプローチ法が変わったなと感じていたのだが
それも納得である

やみくもに行動を起こさず
少し離れたところで悠然と体を構え
大好きな白米をゲットするには今、誰に狙いを定めるべきか真剣に考えているのだ

でもその姿がちょっとマヌケで
それがまたあまりに可愛いものだから、ついついこちらも観察してしまう

それにしても、犬の誕生日というのは特別である
これぞまさに
“生まれてきてくれてありがとう”

この言葉をなんの混じり気なしに純粋に伝えられるのは、何気にすごいことだと思う

子供がいないわたしには、なおさら深く大切な言葉に感じる

たとえば、身近な人の誕生日にそう思えないのであれば
その人とは一刻も早く、離れることを真剣に考えるべきであろう

孤独や苦労を選んだほうがよい人生もあるのである