夕方、台所の蛇口から水を出したら
その場にふわっと、栗の香りが広がった

近所のおじさんにいただいた栗の皮を、母が大量に剥いたらしい
流し台の桶に残っていた少量の皮に水があたり、匂いを放ったようである

しかし、剥いたばかりの栗の皮がこんなにも香ることに少しびっくり

あの栗特有の、甘くもったりとした香り

晩御飯には、これまたいただいた無農薬の新米が並ぶ

不思議だ、お米だけどチャーミングな味がする
名前をつけるなら、星乙女がぴったりだと思った

時を同じくして、“揚げもみじ”がテレビに映る
これはまだ食べたことがないなぁ

紅葉の季節はまだ先だけど、なんだかすっかり秋である